
No.1988
やってしまった―
雪で
側溝があるのに気がつかなかった
左膝がグイっと
骨折かも~~
カイロプラクティックと
オステオパシーを学び
人間関係が良くなる
選択心理士として
心と身体のバランスを診ていく
永ちゃん先生です
水道の検診をしている50代の女性
1日中歩き回る仕事で
太り気味の自分には
一石二鳥とばかりに就職したが
体力がついていかない
それどころか
腰から足の方へ痛みが出てきた
なんとかして~
と駆け付けてくれた
1週間に1回の治療で
腰、骨盤、股関節が連動して
動けるようになったが結構苦労した
それでも
1日中動き回っても
どこも痛くないところまで
もっていけるようになった
これで
一安心だね
というところで
側溝に落ちてしまった
落ちた時に
膝が内側から外側に向けて
ギクッ
折れたかもと思いながらも動けた
そこで
やめればばいいものを
足を引きずりながら仕事を完了して
会社に戻ってケガの報告をしたら
上司が
痛くても
歩けるんでしょ
の一言で
かたずけられてムッときた
ねぎらいの
言葉は
ないんかい
ケガをしたことを娘に伝えたら
娘とその上司(患者さん)が
速攻で
小野治療院に行って
みてもらえ
え~~
明日でも
良くない
と思ったが
言うことを聞いて
無理やりお願いした次第で…
膝を痛めたのに歩くことで
腰への負担は大になるので
左の仙腸関節を
5gの弱い力で圧着したのだが
悲鳴をあげていた
でも
関節が安定してくると
痛みは消えていくので
悲鳴から安ど感に変わった
腰・骨盤を治療したうえで
膝を治療するのは
膝を支える筋肉に
力が入っていることが必須だからだ
そのうえで膝のパーツを
分解掃除のように見ていった
膝の
前十字靱帯・後十字靭帯
内側側腹靱帯、外側側腹靱帯
内側半月板、外側半月板、
鵞足(がそく)についている
内側の筋肉に触れたら
写真は右膝
激痛
最後に
関節の動きをみていったら
正常範囲だったので
関節が壊れたいうよりも
体重を
内側から支えている筋肉が
悲鳴をあげただけのことだった
筋肉の微調整をした後で
テーピングで固定した
写真は左膝
歩いてもらったら
普通に歩ける
と喜んでいた
指示したのは
2日間
仕事はお休みだというので
お風呂は厳禁
そして
アルコールの厳禁は
素直に聞けそうになかったので
理由を説明した
壊れた箇所は熱を持っているので
身体は血液が流れないように
血管が収縮するのだが
アルコールが入ると
血管が拡張して
一気に患部に血液が流れることで
ボンと腫れるからね
と伝えたが
缶酎ハイ
1杯ぐらいは
そう言われると弱い院長の私
じゃ・・・!
でも
私が許しても
娘さんが許してくれないと思うよ
Profile
1958年青森県生まれ。治療家の母の背中を見て、自らも治療家の道を志す。
名古屋の著名治療院で修業を積み、青森に帰郷。有限会社カイロプラクティック小野の設立。
日本カイロプラクティック師協会の初代会長として、後に顧問へ。
治療歴37年、患者数約16万人。
シカゴのナショナルカイロプラクティック大学、大連医科大での学び。1997年、世界カイロプラクティック大会in東京での研究発表、大絶賛を受ける。
治療法は、解剖学的治療、バイオエネジェティック、選択理論心理学の融合。患者の心と体へのアプローチに重点。30年通院したおばあちゃんの要望に応え、青森市に治療院開設への決意。
治療を通じて、患者とその家族の幸せの増進を目指す。