
No.2203
テニスのコーチの時代に
お世話になった仲間が
遠くから治療に来てくれた
カイロプラクティックと
オステオパシーを学び
人間関係が良くなる
選択心理士として
心と身体のバランスをみていく
永ちゃん先生です
10年ほど前に
一度治療に来てくれた親子が
車で5時間ほどかけて治療に来てくれた
今では
お母さんは90歳になったのだが
杖をついて
歩いてきた
そんなお母さんに
歩けなくなったら
施設に入ることに
なるんですよに
それは困る
と息子さん
そんなやり取りをしながら治療に入った
お母さんは
数カ月前に転んで足(腓骨)を骨折した
手術で金属を入れて
つないだが調子はいまひとつ
それもそのはずで
距骨と腓骨を支えている靱帯が
切れていて
足首の関節はぐらぐら
まずは
足首の固定から入り
両足に
力が入るようにしなければならない
すぐに見つけたのは
左の仙腸関節(骨盤の関節)で
関節を圧着したら
悲鳴を上げていた
もうひとつ
隠れているものがある
右手に杖をついていたので
右側になにかあるのかなと思って
太ももに触れたら
極端に筋肉が細くなっていた
これって
大腿神経(L4)が
やられている?
ということは
右の腰の3番と4番の関節に
問題があるのでは!
そういえば
お母さんは病院で
脊柱管狭窄症という病名がついていた
それらを踏まえて治療は
腰の3番と4番の関節の調節と
左の仙腸関節の圧着を行った
プラス
壊れた関節を
それ以上に壊れないように
支えている腸腰筋の
カウンターストレインで調節した
そのうえで歩いてもらったら
お母さんから笑顔が出た
足に力が入って
ふらつきが
なくなったからだ
杖は
いらないん
じゃない
という言葉に笑顔がこぼれた
遠いけど
また来てくださいね
にうなずいたお母さん
5時間かけても
治療に来たかいがあったと
思ってくれたかな
お母さんは
あと5~6年は頑張りたいという
願望があるので
ぜひ力になりたいものだ
Profile
1958年青森県生まれ。治療家の母の背中を見て、自らも治療家の道を志す。
名古屋の著名治療院で修業を積み、青森に帰郷。有限会社カイロプラクティック小野の設立。
日本カイロプラクティック師協会の初代会長として、後に顧問へ。
治療歴37年、患者数約16万人。
シカゴのナショナルカイロプラクティック大学、大連医科大での学び。1997年、世界カイロプラクティック大会in東京での研究発表、大絶賛を受ける。
治療法は、解剖学的治療、バイオエネジェティック、選択理論心理学の融合。患者の心と体へのアプローチに重点。30年通院したおばあちゃんの要望に応え、青森市に治療院開設への決意。
治療を通じて、患者とその家族の幸せの増進を目指す。